2013年12月1日日曜日

中古住宅購入とリフォームと住宅診断と

今、中古住宅の売れ行きは新築に比べてもなかなか好調なようです。新築よりも価格が安いため、給与がなかなかあがらないという状況から購入しやすい価格帯である中古住宅の購入へと流れるのは自然なことです。

また、中古住宅そのものが見直されていることも貢献しています。購入前に住宅診断(ホームインスペクション)を行うことで、建物の状態を把握することができ、大きな欠陥・不具合がないか、著しい不具合が無いかといったことを購入判断に活かしているのです。

そして、リフォーム業者や不動産会社、ハウスメーカーなどがリフォームに注力してきていることも関係しているでしょう。中古住宅を購入した後に何らかのリフォームをされるかたは非常に多いです。クロスの張り替えなどの内装のみリフォームする方もいれば、キッチンなどの設備を入れ替えたり、間取り変更されたり、、、リフォームと言いましても様々ですが。

そして、このリフォームをするときにも適切な補修工事をするために、住宅診断(ホームインスペクション)を活用する動きが広まっています。リフォーム業界は残念ながらまだまだ洗練されておらず、トラブルが非常に多い業界です。その多くは、工事ミスや意思疎通の問題であるのですが、住宅診断がトラブル抑制に役立っていることも数多くあります。

これからは、中古住宅購入+リフォーム+住宅診断の3点セットが今以上に注目されることは間違いないでしょう。もう少し詳しく知りたい方は、以下を参考にしてください。

中古住宅の購入+リフォーム+住宅診断=賢いマイホーム購入 ~ 新築より中古、リフォーム済み物件は買いか ~
中古住宅の購入+リフォーム+住宅診断=賢いマイホーム購入 ~ 購入後のリフォームと住宅診断が賢いマイホーム取得の決め手 ~

2013年11月25日月曜日

建売住宅(分譲住宅)の値引き・値下げは可能なのか

住宅購入とは、住宅そのものの売買代金もそうですが、その他の諸費用(仲介手数料や税金、ローンの手数料など)も大きな負担となるものであり、その投資金額の大きさから慎重に検討してから進めていきたいものです。

それは建売住宅の購入の場合も同じです。

大きな買い物だけに、できれば値引きしてもらえないだろうかと考える方も多いことでしょう。「建売住宅で値引きが可能か?」と質問されることもありますが、それは交渉次第です。必ず交渉が成功するとは限りませんが、やってみる意義は十分にあります。

売れ行きなどの諸条件によっては、思いがけない値引き額となることもあります。同じ物件に対して他の購入希望者がいれば、売主の立場が有利になるため交渉が難しくなります。また、その建売を売り出してすぐはなかなか値下げに応じないでしょう。

状況、交渉次第では値引きしてもらえることがあるのは確かなことですから、交渉されると良いでしょう。

建売住宅の購入前に値引き交渉はできるのか?

2013年11月16日土曜日

中古物件の住宅診断をしたいが遠慮される方へ

中古住宅を購入する時に主に買主が依頼する住宅診断、別名:ホームインスペクションについてです。買主が住宅診断を依頼する目的の1つは購入判断の材料とするためです。

しかし、対象となる住宅の所有者、つまり売主に買主が遠慮してしまい、住宅診断(ホームインスペクション)を利用すべきかどうか逡巡されることがよくあります。また、この遠慮は売主に対してだけではなく、間に入って媒介をしている不動産仲介業者に対してもあるようです。

もちろん、人によって考えが異なるものですが、実際に遠慮される買主もいらっしゃるのです。

冷静に考えれみれば、大金を投じて購入する側がそこまで遠慮される必要性はないのですが(もちろん配慮は必要です)、気を遣ってしまう方もいます。購入判断のために必要であることや、その後のリフォームを検討するためにも必要であることをお伝えして、依頼されればよいでしょう。

詳しくは、「中古住宅を買うときの住宅診断(ホームインスペクション)は売主や不動産業者に遠慮しなくていいの?」をご覧ください。

2013年11月12日火曜日

住宅のチラシ(物件広告)の見方とチェックポイントをアドバイス

住宅を買おうと考えて行動に移す時は、何らかの不動産広告、チラシをチェックするところからはじまるのではないでしょうか。インターネットの不動産ポータルサイトなども含めてです。

住宅のチラシを見ていると、様々な情報が書かれています。「日当たり良好」「徒歩5分」などのPRも当然のように書かれていますね。しかし、実は住宅のチラシというものは、不動産会社が何を書いても良いというわけではなく、様々な規制があります。

そして、逆に必ず載せなければならない事項もあります。

また、おとり広告などもあるため注意点も知っておいた方がいいですね。そういった「不動産広告・チラシの見方・チェックポイントと注意点」をまとめていますのでご覧ください。

すまい給付金の支給と給付額や条件など

来年4月から消費税があがりますね。住宅の購入にも深く関係があることで、建物には消費税が課されますから、購入者にとっては大きな負担増となります。建物価格が1,500万円なら、3%の増税ですから45万円もの負担増になるわけです。

これは大きいですね。これでは、住宅の駆け込み需要が増えて、その後は反動で需要減が予想されます。

住宅の流通量は日本経済に与える景況が大きいため、国としても対策を講じました。それが「すまい給付金」というものです。

年収に応じて住宅購入した方へ給付金を出すというものです。収入額が510万円以下ならば、最大30万円の給付金です。これは大きいですね。ちなみに、消費税が10%に増税されれば収入額が775万円以下の方へ最大50万円の給付金がでます。

ただし、すまい給付金は収入額以外の条件などもあるので、注意しておきましょう。詳しくは、すまい給付金の収入要件・給付額・検査で確認してください。

2013年10月12日土曜日

消費税の増税と2014年3月の引渡し住宅の問題点

しばらくの間、よくニュースでも見かけましたが、2013年9月末までの駆け込み需要の時期がを過ぎました。住宅のことです。

来年4月以降は消費税が8%へ増税されますが、2013年9月末までに契約した住宅であれば、来年4月以降の完成、引渡しであっても消費税は5%で良いことになっています。それだけに駆け込み需要があったのです。

その時期を過ぎた今、次に考えられることは2014年3月もしくは2月に引渡しされる新築住宅の施工不良、欠陥工事の問題です。この時期には突貫工事と未完成物件の強引な引渡しが行われるなど、買主にとって不都合なことが多発する可能性が高いです。

この点をよく理解して、注意して取引しなければなりません。

消費税増税、住宅購入への影響 ~増税前の駆け込み契約と2014年3月問題~

住宅の売却の進め方と注意点(買い替えについても)

自宅を売却するとき、たとえば買い替えするときや相続した実家を売却するときなどがありますが、そういったときにどのように進めていくかわからないというお話を伺うことがあります。

不動産を売却する機会はそうあるものではありません。売却の進め方がわからないのも無理はありませんね。

一般的には、自分自身で買主を探すことはほとんどなく、不動産会社に売却の媒介を依頼することになります。もちろん、それには仲介手数料が必要となりますが、売却するために必要な経費として考えておかなければならないでしょう。

まずは、自宅がどれぐらいで売れそうか査定にきてもらい、いくらで売るか検討します。もちろん、市場次第ですから希望価格で売れるとは限りませんし、なかなか買い手が見つからないということも考えられます。

都市部では早期に売却できることも多い(例えば、販売開始して1週間で買い手が見つかることもある)ですが、地方では住宅の売買件数がそれほど多くない(流通量が少ない)ために時間がかかることも多々あるでしょう。

都市部でも、価格などの条件が合わなければ時間がかかるものですが。

住宅の売却は進め方、ノウハウも大事ですから、その点も学んでから不動産会社に依頼した方がよいでしょう。

住宅の売却や買い替えの注意点・流れ

2013年9月13日金曜日

不動産の専門家の住宅購入

不動産と聞けば、「ちょっと難しそうだ」「専門性が高い」などとイメージされる方が多いのではないでしょうか。住宅を買うには、専門性のない一般消費者はリスクに晒されていて、高額な買い物なのに無防備になっていると指摘されることも多いです。

本来、住宅購入を安心して行うには、不動産取引や建築の知識、マネー関係(住宅ローン、資金計画、税金)と幅広い知識が必要で、そのためには時間をかけて学ぶことが必要になります。

しかし、一生に何度も何度も住宅を購入するわけではないですし、現代人は皆さん、お忙しいものです。それでも、住宅のノウハウ本などを見て勉強されている方は決して少なくはないでしょう。

これらの知識を有している不動産業界の人、専門家の住宅購入とはどんなものでしょうか。もちろん、個々にはこだわりや都合というものがあるわけですので知識量が豊富だからと言って同じ答えを導き出すわけではありません。

とはいえ、不動産の専門家が家を買うときの考えなどを聞くことができれば、これから買おうとしている方にとっては1つの参考となるかもしれません。そんな1つのケースを以下で紹介しております。

不動産のプロが家を買うなら、、、注意点や購入物件の選び方

2013年9月3日火曜日

住宅ローン控除・減税の基礎知識

住宅を購入した後、購入者が所定の手続きをすることで所得税や住民税の減税メリットを得ることができます。ただし、住宅ローンを利用して(借入して)住宅購入することが条件であり、その他にも様々な条件があるため、全ての住宅購入者に該当するわけではありません。

これを住宅ローン控除や住宅ローン減税などと言います。

その減税効果は100万円単位となることが多く、住宅購入者にとっても非常に大きなものですから、知っておきたいことです。

そして、このことについて詳しくない不動産会社の担当者もいるため、ご自身でもある程度は学んでおかれた方がよいでしょう。以下は、住宅ローン控除についての税理士のコラムです。

住宅ローン控除(住宅ローン減税)の内容と必要書類、手続き

住宅購入時の物件情報の探し方について

住宅を買おうと思い立って、物件探しを始める段階ではわからないことばかりですね。それこそ、どうやって希望の物件をすればよいのかわからないという方もいらっしゃいます。

新聞などの折り込みチラシ、ポストに入るチラシ(マンションでは多い)、そして欠かせないのがインターネットでの情報収集ですね。ポータルサイトの物件情報を見たり、個別の不動産会社の物件情報をみたり、、

そんな物件探しの仕方について、不動産業界経験の長い専門家がコラムで教えてくれています。

住宅購入の賢い物件情報の入手方法

2013年8月21日水曜日

営業マンの歩合制は住宅購入の問題点?

住宅購入でいろいろな物件を見学に行くときに、案内・説明などをしてくれるのが不動産会社の営業マンです。

不動産の営業といえば、朝から夜遅くまで走り回っているイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、実際に夜遅くまで頑張っている方が多い業界です。

週末は朝からモデルルームなどで待機営業したり、広告反響のあった方を物件案内したり、、、平日は購入検討中の方に電話したり訪問したりしています。お客様の仕事後に訪問することも多いので、その場合は仕事を終えて帰宅すれば22時頃になることもあります。

そんな不動産会社の営業マンたちですが、彼らの給与体系が住宅の買主に少なからず悪影響をもたらしているのです。不動産業界の営業といえば、歩合制ですね。なかには今でも完全歩合制、つまり基本給のない人もいます。ほとんど自営業者ですが、、、

気になる不動産の営業マンの給与の仕組みと住宅購入の関係について説明しています。

不動産営業マンの給与体系・歩合給と住宅購入者の悲しい関係

2013年8月20日火曜日

タワーマンションの注意点・デメリット

多くの人が憧れるタワーマンションでの生活、、、

立地や住戸などの条件にもよりますが、なかなか高額であるため購入したくても手が届かないということもあるでしょう。

そんなタワーマンションのデメリットや注意点についてご存じでしょうか。高級なマンションをイメージしますが、実際にはそれほどでもなかったり、地震の時にエレベーターが止まってしまったり、、、具体例をあげていくとデメリットは少なくありません。

タワーマンションの良いところは、眺望だと誰もがすぐに思いつきますが、デメリットとなりますとわからない方も少なくないようです。個別の差があるものの、高層マンション特有のデメリットや注意点もあるので、これを知っておきたいものです。

高層マンション購入の注意点

住宅購入の体験談を集めました

マンションでも一戸建てでも、はじめて住宅を購入するときはわからないことが多いものです。

そういった時にノウハウ本やノウハウ情報サイトから知識を得ることもできますが、他人はどうなのだろうと気になりませんか?実際に他人が住宅購入の際に体験した話を読むことで、あなた自身の購入に活かせる部分もあるのではないでしょうか。

ハウスメーカー選びや、過去の借金と住宅ローン審査の事など失敗談を含む体験談を参考にしてください。

先輩の事例に学べ!住宅購入体験談

2013年8月5日月曜日

マンションの買い替えの進め方

住宅購入者の多くは、はじめて家を買う方です。これを第1次住宅取得者と呼んでいます。なかには、以前に買ったことがある方が再度、マイホーム探しをしていることもあります。住宅の買い替えですね。

買い替えの方は、今の自宅を売却してほぼ同時に新しい住宅を購入される方もいれば、自宅を賃貸して新しい住宅を購入する方もいます。ほとんどが前者ですが。

そして、この前者の場合、今の自宅の売却資金を次の住宅の購入資金の一部として充当する方も多いです。ですから、自宅が売れなければ新しい住宅を買えないということになります。

買い替えされる方も様々ですが、いずれにしても多くの方が買い替えの進め方について悩んでいらっしゃいます。そんな方からのご相談です。

自宅マンションの買い替えの相談について

建設中のマンションの施工品質

施主や買主は購入等をしたマンションの建設中に、工事の品質や進捗具合などが気になって工事現場をのぞいてみることはよくあることです。大きな資金を投資しているわけであり、人が暮らす場でもあるのですから当然のことですね。

そうして、建設現場を見てみたところ、「ん?大丈夫かな、、」と工事内容を心配することもあります。それが心配だけで済めばよいのですが、実際に施工品質が低いとなりますと症状次第では大事にもなります。

目に留まったことがその建物の構造部に関わる事であれば、尚更でしょう。そして、建設会社などに説明を求めても「わかりづらい」「説明内容が2転、3転する」「回答が無い」などとなれば心配は増しますね。

マンションの柱部分のコンクリート工事に関してのご相談がありました。

マンション建設におけるコンクリート流し込みの施工について

2013年7月28日日曜日

手付金と申込金

住宅購入の申し込み・売買契約は、はじめてマイホームを購入される方にとってはわかりにくいことが多いです。

気に入った物件が見つかり、話を進めていくなかで、購入者自身が「申込している」「契約している」のどちらの状態であるか理解されていない方は非常に多いです。

慣れない言葉が多く登場し、書面にサインを求められてもその書面の内容・意味について不動産業者からしっかり説明を受けていないことが多いからでしょう。

不動産業者に対して既に支払われた金銭が、申込金か手付金かわからないという方が多いことに驚きますが、これは住宅購入の流れについてしっかりと説明を受けていないからだと言えます。

住宅購入者が全て自分自身で学んで理解するには少し無理がありますので、不動産業者がしっかりサポートしてあげるべきです。しかし、実際に顧客サイドに立って丁寧にサポートできている不動産業者がどれだけいるでしょうか。

住宅を売るために、むしろ強引な営業手法も多いですし、、、

住宅の売買契約時に支払う金銭(手付金など)についてのご相談と回答です。

2013年7月24日水曜日

仲介業者と新築業者の関係

始めのマイホーム購入ではわからないことだらけですね。

建築、不動産の専門知識もそうですが、不動産業界や不動産会社、そこで働く営業マンの都合や事情もなかなか想像つき辛いものもあります。

大きな買い物をするとはいえ、売主や仲介業者の営業マンとはお付き合いするのは、はじめてですからその人たちが考えていることも、わからないものです。

不動産会社には、不動産会社の都合があるのは当然なのですが、買主としては安心できる環境であるか知っておきたいものです。何か考え、どのような立場・関係にあるのか、業界内の裏事情をしっておくことが、不動産会社との交渉を優位に運んだり、住宅購入の失敗・後悔を防ぐことにもつながります。

不動産の仲介業者と分譲業者の間には微妙な力関係があり、それが買主の不利に働くケースも少なくありません。売主都合にあわせた住宅購入ではなく、買主の立場も考慮された取引とするためにも裏事情を知っておきましょう。

新築分譲業者と不動産仲介業者の関係で買主が損をする?

2013年7月18日木曜日

仲介業者は分譲業者に遠慮する

住宅を購入する方の多くは、仲介業者さんに物件を斡旋してもらうことになります。もちろん、売主が直接販売している住宅も多いので、その場合はチラシを見るなどして売主へ問合せ、直接購入することになります。

仲介業者さんに斡旋して頂く場合、どうしても仲介業者が買主の立場を尊重してくれていないと感じる場面が出てきます。買主が要望を出しても売主にかけかってくれない、売主の都合ばかり押し付けてくる、といったことがあるのです。

これは、売主が建売住宅の分譲業者であるときに顕著に表れているようです。その理由は、仲介業者さんが分譲業者に対して遠慮しているからです。

遠慮している理由はいくつかあります。

たとえば、「今後も分譲物件を扱わせてほしい」と考えるからです。また、契約までの手間がかかっているうちに別の仲介業者が売ってしまう可能性があるからです。

不動産業者は様々な自己都合で買主を犠牲にしていることがあるので、こういった裏事情は知っておきたいものです。もっと詳しくは、「新築分譲業者と不動産仲介業者の関係で買主が損をする?でご覧ください。

2013年7月5日金曜日

消費税の増税と住宅購入時期で迷ったら

最近、いろいろな雑誌やWEBで見かける話題があります。

「消費税の増税前に住宅を購入すべきかどうか」

というテーマです。

単純に消費税の計算をするだけで答えが出ることではありませんし、そもそも断定できる回答はないと思いますが、数十万円程度の差額が出ることは確かなことですから、検討する意味はあるでしょう。

住宅購入時期を消費税の増税前・増税後のどちらにするかは、

・消費税の増税額
・その他の金銭の変動(住宅ローン減税による所得税の軽減)
・物件価格の変動

といった点は考えておかなければなりません。

税金の計算だけしていても意味がないのは確かですから、総合的に検討しましょう。

住宅購入時期は消費税を重視して考えるべきか?

2013年7月3日水曜日

斜面地に建っている家の購入相談

購入しようと検討している住宅が斜面地に建築されている場合は、心配される方も多いことでしょう。たとえば、以下のような心配が想定されます。

・建物が傾かないか(傾いていないか)
・斜面が崩れないか
・擁壁は大丈夫か
・建て替えや増改築ができるのか

特に、建物の傾きについてご相談を受けることが多いです。

実際に住宅診断に伺いますと、床や壁で計測したところ大きく傾ているケースが何度もありましたので、こういった住宅を購入する場合は住宅診断しておかれた方が良いといえるでしょう。

一級建築士が斜面地に建っている住宅を購入検討する場合のチェック項目をお答えしていますので、参考にどうぞ。

斜面に建つ家の購入の相談


雨漏りによる建物の被害のご相談

住まいに雨漏りが確認されますと、雨漏りの発生原因の確認と被害範囲・状況の確認が必要です。

そして、建物が築後10年以内であれば新築業者にその責任を求めることができますので、雨漏りが生じたことを新築業者へ速やかに連絡して対処を求めると良いでしょう。

雨漏りの被害について、新築業者はどこまで責任を負うのでしょうか。その点についてのご相談です。

雨漏りによる内壁の腐食

2013年6月17日月曜日

中古住宅の値引き、仲介手数料の値引きについて

住宅の売買に関する仕事に携わっておりますと、中古住宅を購入する際にその売買価格についてどの程度、交渉できるものか(値引きしてもらえるか)とご相談いただくことが少なくありません。

価格交渉をするのは当事者の自由ですから、売主が交渉に応じるのであれば値引き交渉をすればよいかと思いますが、どの程度の値引きとなるかは諸条件・環境・当事者の考え方などによって左右されることですから、答えは結果が出るまでわかりません。

中古住宅の値引き交渉ができるか悩むぐらいであれば、まずは交渉してみて良いでしょう。もちろん、本当にその物件を購入する気持ちがあればですが。

そして、同様によく頂く相談としては、仲介手数料を値引きできるのか、そもそも仲介手数料はどうしても必要なのか、といったことです。

確かに仲介手数料は、手数料という言葉で安易に片づけられないほど大きいです。東京では中古マンションでも5,000万円程度もすることがよくありますが、その場合で150万円以上もの金額になります。

地方であれば、1000万円を切る取引も多いので、仲介手数料は30万円程度になりますが、支払う側にとっては大きなものですね。

売買価格も仲介手数料も値引きできることはあるので、詳しくは上記のリンク先で学んでください。

2013年5月21日火曜日

新築時の瑕疵担保責任保険や性能表示、フラット35の住宅検査で安心できる?

新築住宅の購入を検討していて、その建物の工事品質、施工不良・欠陥工事といったことを心配していると、不動産会社やハウスメーカーの営業マンから、

「住宅瑕疵担保責任保険に入るので大丈夫。その検査もありますから」

「住宅性能表示制度を利用して、その検査もあるので安心ですよ」

「フラット35を利用すれば物件検査があるので問題ないです」

などといった説明を聞かされることがあります。

これらの説明の全てが間違いではないのですが、そのまま間違いのない事実として受け入れることは危険です。

アネストでは実際に多くの住宅の住宅検査・診断(ホームインスペクション)を行ってきましたが、これらの制度を利用していながら施工不良・欠陥がある住宅をいくつも見てきました。

その理由は非常に簡単で、これらの制度は欠陥工事・施工不良を防ぐことを目的としていないからで、それだけの細かな検査はしていません。

この点をしっていながら、虚偽の説明をしている営業マンもいますが、どうやら多くの場合においては知らずに間違った説明を買主へしているようです。

住宅瑕疵担保責任保険、住宅性能表示、フラット35の物件検査で施工不良が無くなる?

2013年5月17日金曜日

建築条件付土地の条件を外したい方

土地を購入して希望の工務店やハウスメーカーで住宅を新築したい方にとって、建築条件付土地は悩ましい選択肢の1つとなっています。

建築する会社を指定されている(土地の売主等で建築することが条件になっている)ため、希望の工務店等で建築することができないのです。

ただ、建築条件が付いていてもあきらめずに土地の売主と交渉される方もいます。建築条件を外してほしいと、、、

交渉次第では、条件を外して頂けるケースもあるので、ご希望であれば交渉しても良いのではないでしょうか。


建築条件付土地の建築条件を外すことができる?

2013年5月15日水曜日

建築条件付土地の適切な流れと注意点

注文住宅を希望していても、それを建築するための土地が見つからない方は多いです。

土地の売却情報は一般ユーザーよりも先に不動産業者へ入り、不動産業者が建売用地などとして買い取ってしまい、消費者へは建売物件として紹介されることが原因になっているともいえます。

しかし、消費者ニーズは決められた間取りの建売住宅ではなく、自由にプランを選べる住宅にこそあるといえます。

そこで、よく見られるのが建築条件付土地です。土地の売主やもしくはその指定する工務店、ハウスメーカー等と請負契約を結ぶことを条件とした土地の売買のことを建築条件付土地と言います。

この取引はトラブルとなることも多いため、しっかり購入の注意点をチェックして進める必要があります。また、建築条件付土地の適切な取引の流れも知っておく必要があります。

建築条件付土地(宅地)の売買の流れと注意点

築年数が40年を超える中古住宅のご相談

中古住宅を購入される方がお持ちのご不安の1つが、劣化具合です。劣化が著しい場合は、補修費用の負担も大きくなりますし、建物の寿命にも関係してくる問題です。

建物の築年数が古ければ古いほど、こういった心配が大きくなりますね。

また、こういった不安を払しょくするため、もしくは建物の状態をできるだけ把握して中古住宅の購入判断をするために専門家に住宅診断(ホームインスペクション)を依頼することもあります。

築年数が40年を超える中古住宅の購入を検討されている方からのご相談です。

築40年の中古住宅について

2013年5月11日土曜日

住宅購入で失敗して後悔しないための基本

数千万円もの高額な投資、また数千万円の住宅ローンを借りてまで進める住宅購入で失敗したと感じれば誰もが後悔することでしょう。

住宅購入で後悔しないため、失敗しないためには、やはり購入者が住宅購入について学んでおこうことが大切です。

基礎知識や一般的な住宅購入の流れと最低限度の注意点を知っておくだけでも、防ぐことのできるトラブルは少なくありません。

学ぶための時間がない、面倒だ、という方も多いですが、リスクが大きいことを思えば、努力してもよいのではないでしょうか。

住宅購入の大事な心構えとして、しっかり迷うことをお奨めしています。

住宅購入で後悔しないために、しっかり迷うこと

2013年5月2日木曜日

住宅購入で一度、失敗した方からのご相談(第三者検査を利用するか?)

一度、何かで失敗したことがあれば、同じ失敗をしないように誰もが警戒するものですね。

マイホームの購入でも同様です。一度目の購入時に何らかの失敗をしれいれば、2度目は慎重になるものです。住宅購入は投資金額も大きいですから当然かもしれません。

以前に建てた住宅で建物にいろいろな問題があったため、次の機会では第三者検査を検討している方からのご相談です。

建て替えについて

玄関から入る隙間風の原因と対策のご相談

住宅を購入して居住し始めてから、自宅について気になることが出てくることがあります。

よくある居住後のご相談が、音の問題です。そして、匂いの問題もありますし、目で見てわかる症状(ひび割れなど)のご相談もあります。

今回のご相談は隙間風についてです。


玄関ドアの隙間風(微風)について

2013年5月1日水曜日

長期優良住宅のメリットとデメリット、注意点も

2009年6月から施工されている長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づいて、長期優良住宅というものが世の中に出てきました。

他の先進国に比べて住宅の寿命が短いとされる日本では、20~30年で住宅を建て替えることが当然のように思われてきました。しかし、住宅の長寿命化を促進して、資源の無駄を減らしたり住宅購入者の総負担額を抑制したりすることを目指していく流れになっています。

長期優良住宅の基準にそって建築されたものであれば、住まいが長持ちするというメリットがありますが、それ以外に税制の面でも優遇されており、注目をあびています。

しかし、長期優良住宅にはデメリットもあり、また知っておくべき注意点もあります。そういったメリット・デメリットなどを以下でまとめています。

長期優良住宅の解説とメリット・デメリット・注意点

2013年4月28日日曜日

中古住宅の住宅診断のために床下点検口を契約前に設置

中古住宅を購入するときは、建物の状態に対して不明点が多いために第三者の住宅診断を入れる方が増えています。住宅診断では、床下や屋根裏も確認することが一般的ですが、そのためには点検口が必要です。

今回は床下の点検口がなく、さらに近所でシロアリ被害が確認されているために、その対応についてのご相談です。

契約前に床下点検口を設置できるのが一番良いのですが、なかなか難しいところです。点検口の設置を売主へお願いする一方で、その他の選択肢についても回答しております。

契約前に床下の点検口をあける方法

新築住宅の基礎配筋工事で鉄筋の上を歩く職人についての相談

住宅の新築工事の施工方法や現場管理などの品質・手法などは、一般の住宅購入者にはわからないことばかりです。現場を見て不安になったり、不信感をもたれたりすることは多いですね。

建築前や建築中の建売を購入した方が、建築工事中に現場を訪れて工事の様子を見ている中で不安を感じてご相談や建築中の住宅検査を希望される方も少なくありません。

なかには、取り越し苦労ということもありますし、不安が的中、、、ということもあります。

今回のご相談では、基礎配筋工事の様子を見て不安になられた方からのご相談でした。

基礎の鉄筋を歩いて大丈夫?

2013年4月24日水曜日

中古マンションのリノベーションについて

この2~3年、「リノベーション」という言葉が良く使われるようになりました。

中古住宅を購入して、リフォームするという住宅購入法は以前からありますが、クロスの張り替えやフリーロングの張り替えだけではなく、大きく間取りを変更したり、キッチンや浴室などの水周りを交換したりすることもあります。

最近では、ちょっとしたリフォームとは区別して、建物の構造躯体を残し、その他のものを新しくすることなどをリノベーションと呼ぶようになっています。

リノベーションは、中古戸建てでもマンションでも行われますが、中古マンションをリノベーションするには、いろいろな制約があり、十分に注意・検討する必要性があります。

これから中古マンションを購入し、その後にリノベーションするのであれば、購入前に注意点を確認しておかないと後悔することになるかもしれません。

中古マンションを購入してリノベーションしようと考えている方への注意点です。

2013年4月22日月曜日

住宅購入で後悔しない方法、失敗しない方法

はじめての住宅購入や住宅の新築でれば、わからないことが多いのは当然です。何から始めればよいか、不動産会社の言うままに進めてしまって良いのか、などと迷うことは多いでしょう。

そういった基本的なご質問、ご相談にはむしろ回答に困ることもあるのですが、やはり住宅購入に関する基礎知識を多少は学んでおいてから物件を見学したり、契約したりする方が好ましいです。

住宅購入で後悔しない方法、失敗しない方法を教えてください

2013年4月20日土曜日

中古住宅の購入と土砂災害警戒区域

地震の多い日本では、住宅購入時に災害に関することを心配される方は多く、それは当然のことかもしれません。

そして、地域ごとにいろいろな規制などがあるのですが、そのなかに「土砂災害警戒区域」というものがあります。

この言葉を目にすれば心配される方もいることでしょう。その地域で中古住宅の購入を検討されている方からの相談事例です。

土砂災害区域の中古戸建て

新築住宅についている根抵当権

購入しようとした住宅に、「根抵当権」という担保権が設定されていることがあります。不動産登記簿を見れば根抵当権があるかどうかわかります。

この権利は新築住宅の場合に設定されていることが多いのですが、なじみのない一般消費者(住宅購入者)が心配することもあります。

その根抵当権についての相談事例です。

根抵当権について

電柱の移設の相談

住宅購入時によく問題となることの1つが電柱の位置です。

電柱は必要なものなのですが、その位置が邪魔で車の出し入れに困る、窓の目の前に電柱や電線があり見た目が悪い、などといった話をよく伺います。

電柱を移設したい場合の相談事例です。

電柱の移設について

築30年超の中古住宅と住宅購入

今、注目を浴びている中古住宅・中古物件の売買ですが、その中古住宅に関して住宅購入者が好む築年代についての記事のご紹介です。

築30年を超える中古住宅の取引が増えていますが、その要因は?
築30年を超える中古住宅が本当に注目されているのか?

これから古い中古住宅の購入を検討している方であれば、一読しておいてください。

築30年超の中古物件も住宅購入の選択肢に入れるべきか?

住まいの殿堂Blogについて

住宅購入や新築、リフォームをするときに役立つ情報サイト「住まいの殿堂」では、日々、多くの情報を更新しております。

専門家によるコラムや住宅購入の注意点、または住宅購入者などからの質問と専門家の回答(掲示板形式のQ&A)などのコンテンツの更新です。

その更新情報をこの住まいの殿堂Blogでお知らせしていくことになりました。今後ともよろしくお願い致します。

住まいの殿堂