2014年2月4日火曜日

建売住宅のイメージは?

皆さんの建売住宅へのイメージはどんなものでしょうか?

「品質が悪い」「使っているものの質が低い」といったネガティブなイメージを持つ方もいれば、「安い」「買いやすい」といった建売の購入しやすさをイメージする方もいると思います。

建売住宅を買うのは危ないんでしょう?

そう仰る方もいるのですが、建売が危ないというのは本当でしょうか。

決して、建売住宅だから手抜き工事をしてよいと考えている現場の職人はいないのですが、コストダウンを優先するあまりに現場の管理がおろそかになってしまい、結果として施工の粗さが目立つようになっています。

ただ、最近は注文建築をローコストで建てることも増えており、結局は同じようにコストダウン優先のために現場が犠牲になっていることが増えています。ですから、建売が危ないというよりは住宅建築そのものが危ないと言った方が適切かもしれません。

コストダウンは、消費者が求めているものでもあります。安くないと売れないという風潮があり、そのニーズを満たすために企業がいろいろな努力をしてコストダウンを図っています。だからといって、手抜き工事をしてもらってもいいと考えている買主はいないわけですから、工務店などには最低ラインを守ってほしいものです。

建売住宅は危ないは本当か?(仕様や施工品質との関係)でも詳しく書いています。

2014年1月15日水曜日

家を買う際の手付金を支払う前に

住宅を買う方向けに購入相談や住宅診断から売買契約書のチェックまで様々なサポートをしておりますが、ご相談いただけるタイミングが少し遅いかなと感じることが少なくありません。

売買契約をしてから相談して頂いたり(契約後でもできることはありますが)、契約の直前であったり、、、

契約の直前では手付金について相談を受けることも多いですね。手付金を支払うタイミングや手付金の金額はいくらぐらいが妥当なのかといったことです。

売買契約を交わすよりも前に手付金を振り込むよう不動産業者から案内されることも多いので、そんなことをして問題ないかの相談もありますね。

手付金を支払うのは売買契約を交わす時(つまり同時)ですから、非常に大事なタイミングです。契約後は後戻りできませんからね。

つまり手付金を支払う前には物件の詳細や建物の状態、取引の内容、さらには資金計画のことなど家を買う人が確認しておくべきことが非常に多いです。ここはしっかり学んでおきたいところですね。

住宅購入の売買契約と手付金を支払う前に確認すべき注意点

2014年1月8日水曜日

新築住宅の引渡しは不動産業者・住宅メーカーの都合を優先してはいけない

新築住宅の売買契約をしてから、引渡し受けるタイミングは本来ならば単純なものです。未完成物件ならば、建物が完成してから完成状態を買主がチェックし、問題なければ残代金を支払って引渡しを受けます。

完成物件ならば、引渡しの前に建物の施工状況を再確認して、問題なければ残金を支払って引渡しを受けます。

いずれにしましても、建物が完成してから引き渡しを受けるわけです。完成してもいないのに引渡しを受けるなんてことは通常ではありえないですし、やってはいけないことです。

しかし、不動産業者や住宅メーカー、工務店の一方的な都合により未完成であるにも関わらず、住宅の引渡しをしようとすることがあり、問題視されています。しかも、残代金の精算までして、、、

これは買主や施主にとっては不利で危険な取引の進め方ですから、充分に注意しなければなりません。

不動産業者や住宅メーカーなどは、自社の決算期内にその住宅の売買代金や工事請負代金を計上してしまいたいという自己都合のために、買主や施主にこのような不利で危険な取引を強いています。買主・施主はこのような話には毅然とした態度で断る対応が求められます。

今年の3月は引渡し時期を迎える住宅が多いと予想されるため、同様の取引も増えることでしょう。

不動産会社・ハウスメーカーの勝手な都合で強引な住宅の引渡しも参考にしてください。